FiiO、USB-C/Lightning接続の軽量スティック型ポタアン「KA1」

エミライは、FiiO ElectronicsのDAC内蔵スティック型ポータブルアンプ「KA1」を順次発売する。USB Type-C端子を備えた「KA1 TC」と、Lightning端子の「KA1 LT」を用意し、価格はオープンプライス。USB-Cモデルは5月27日発売で、店頭価格は7,920円前後を見込む。

FiiO、バスパワー動作/4.4mm出力対応の小型DACアンプ。約13,200円

3.5mmシングルエンドのヘッドホン出力を備えたバスパワー駆動タイプのポータブルアンプ。対応するスマートフォンやPCなどにイヤホン/ヘッドホンをつないで音楽を聴ける。4月の「春のヘッドフォン祭 2022 mini」で披露されており、今回発売日や価格、詳細仕様が正式に決まった。Lightningモデルの価格と発売時期は後日発表する。

ESSの統合型DACチップ「ES9281AC PRO」を採用し、USB Audio Class 2に対応。ドライバーのインストールなしで最大384kHz/32bitまでのPCM再生とDSD128(5.6MHz)までのDoP出力をサポートする。

FiiO Music Appなどの対応アプリや、ドライバーをインストールしたWindows PCでは、DSD256(11.2MHz)までのネイティブ再生が行える。また、MQAレンダラー機能を備え、対応するアプリやソフトと組み合わせることでMQAファイルの再生も可能だ。

本体は金属製で、放熱性を向上させて長時間再生でも安定して使えるようにした。LEDの発光色で状態を見分けられるステータスインジケーターも備え、再生中のフォーマットとサンプリングレートなどを視覚的に確認できるという。本体直付けのケーブルには銀メッキ単結晶銅の高品位ケーブルを採用している。

金メッキを使った高密度(HDI)多層基板による回路設計を採用。本体サイズが40×15×8mm、重さ約10gというコンパクトなサイズながら、SN比114dB、THD+N(全高調波歪み率＋雑音)は0.0005%、出力45mW(32Ω時)を実現し、ポータブルDACとして音質の追求を徹底したという。推奨インピーダンスは16～300Ω。周波数特性は20Hz～50kHz(-3dB)。USB-Cモデルには、USB A to Type-Cアダプターが付属する。