韓国メディアThe Elecが、BOEはiPhone14用有機EL(OLED)ディスプレイパネルの量産承認を得られておらず、出荷できない可能性が高いと報じました。BOEがAppleの承認を得られていないのには、iPhone13用OLEDを無断で設計変更していたことが影響しているとThe Elecは推測しています。
iPhone14用OLEDの量産承認得られず
The Elecによれば、BOEは2022年5月20日時点で、AppleからiPhone14用OLEDディスプレイパネルの量産承認を得られていないとのことです。
BOEはiPhone14用OLEDディスプレイパネルを2023年6月末までに3,000万枚出荷するとみられていましたが、現在の状況が続けば受注できない可能性が高いと、同メディアは伝えています。
韓国サプライヤー2社がBOE予定分も供給か
BOEの経営陣はApple本社を訪問し、iPhone13用OLEDディスプレイパネルの仕様を無断で変更していたことについて事後承認を求めたようですが、良い返答は得られなかったとThe Elecは記しています。
その結果、BOEが出荷予定だったiPhone14用OLEDディスプレイパネルは、同社に代わり、Samsung Displayが2,000万枚、LG Displayが1,000万枚を出荷するとThe Elecは述べています。