Appleのサービス担当上級副社長であるエディ・キュー氏が、ストリーミングと広告分野により注力するため、サービスチームの再編成に取り組んでいると報じられました。
ストリーミングと広告分野に注力
キュー氏はストリーミングと広告分野で、さらなる収益拡大が見込めると考えており、既に主要なサービス部門の責任者の変更を進めています。
Appleのサービス担当副社長であるピーター・スターン氏は広告担当を外れ、ビデオ、ニュース、書籍、iCloud、Fitness+、Apple Oneに注力します。同社の広告担当副社長であるトッド・テレシ氏が、代わりに責任者を務めることとなり、年初からキュー氏の直属となっています。
ある情報筋によると同社の広告事業は現在、「単独でも成り立つ規模の大きさ」になっているとのことです。
MLBの放送権を獲得
Appleはストリーミングサービス拡大戦略の一環として、さらなるスポーツ案件の獲得に向けて動いています。
同社は最近、米メジャーリーグ(MLB)の放送権を獲得し、Apple TV+で「フライデーナイト ベースボール」を独占的に配信しています。噂によると同社は、ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の試合を放送する「サンデーチケット」の放送権確保に動いており、米プロバスケットボール(NBA)の試合の放送権の確保も視野に入れているとのことです。