中国メディアIT之家が、iPhone13シリーズにおいて韓国サプライヤーの部品が占める割合は、iPhone12シリーズよりも増加したと報じました。
韓国サプライヤーからの部品調達率が27%から30%に増加
同メディアによれば、iPhone12シリーズの搭載部品において、Appleが韓国サプライヤーから調達していたものの比率は27%でしたが、iPhone13シリーズではこれが30%まで増加したとのことです。
iPhone13シリーズに搭載されている部品で韓国サプライヤーが供給している主なものは、Samsung ElectronicsとSK Hynixのメモリ(RAM)、Samsung Electro-Mechanicsのセラミックコンデンサ、LG Innotekのカメラモジュール、Samsung DisplayとLG Displayの有機ELディスプレイです。
サプライヤーを分散させる動きも
iPhone13シリーズが搭載し、次期モデルであるiPhone14シリーズにも搭載される部品のうち単価の高い有機ELディスプレイについてAppleは、中国BOEからの調達数を増やすことで韓国サプライヤーに対する価格交渉を有利に進めようとしているといわれています。
ただし、iPhone14 Proシリーズが搭載する見通しの低温多結晶酸化物(LTPO)– 薄膜トランジスタ(TFT)有機ELディスプレイパネルは今回もその殆どをSamsung Displayが、一部をLG Displayが供給すると見られているため、両社への依存はしばらく続きそうです。