[東京 30日 ロイター] - ジャパンディスプレイ(JDI)は30日、酸化物半導体薄膜トランジスタ(OSーTFT)ディスプレイ向けに開発した新技術を事業化すると発表した。
3月30日、ジャパンディスプレイ(JDI)は、酸化物半導体薄膜トランジスタ(OSーTFT)ディスプレイ向けに開発した新技術を事業化すると発表した。写真はJDIのロゴ。都内で2019年10月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
同技術を使用したディスプレイでは従来品より映像が高精細となる一方、電力消費を抑えることが可能で、スマートウォッチやVR用ディスプレイ、ゲーム用PCなどに需要が見込めるという。
すでに顧客と商談を開始しており、24年に量産を開始、26年度に売上高500億円を目指すとしている。
米アップルは同社の主要顧客だが、今回の新技術導入を検討している顧客名は明らかにしていない。