今年のApple Watchの製品ラインアップには、大きな変化が期待できそうだ。ブルームバーグのマーク・ガーマン記者は最新のPower Onニュースレターの中で、「今年のApple Watchのアップデートは、初代モデル以来で最大のものになる」と述べている。
アップルは、2020年にApple WatchのSeries 6に加えてSEをデビューさせて多くの人を驚かせたが、今年の秋には「Apple Watch Series 8」と「Apple Watch SEの新バージョン」、そして「エクストリームスポーツ用のApple Watch」の3モデルがリリースされるという。
最新のApple Watch Series 7の場合、ケースの素材は「アルミニウムケース」、「ステンレススチールケース」、「チタニウムケース」の3つから選択できるが、ここにタフネスに特化して設計された全く新しいタイプのWatchが加わるとしたら非常にエキサイティングだ。
ガーマンはさらに、Series 8には待望の体温センサーが搭載されるかもしれないと述べている。しかし、それが唯一のヘルスセンサーの追加になる見通しで、ストレスの測定や、病気の予測などを可能にするセンサーは追加されない見込みという。
筆者の推測では、前回のアップグレードでデザイン面に注力したアップルは今年、機能面のアップグレードに注力しようとしており、そのために新たなセンサーは必須のものになりそうだ。
ガーマンはまた、「アクティビティトラッキング(活動追跡)の大型アップデートとチップの高速化が期待できる」と述べている。.
これまでApple Watchは歴代のほぼ全ての新モデルで内蔵チップを進化させてきたが、ガーマンのコメントから考えて、今年のモデルのチップには大幅なパワーアップが期待できそうだ。
一方、2017年9月に発売されたSeries 3は、2022年の新モデルの発売と同時に販売が終了するとガーマンは述べている。今年秋の新シリーズの発表までにはまだ十分な時間があるため、さらに詳細な情報がリークされることに期待したい。