春ごろに発売かと多くのiPhoneファンから期待されている「iPhone SE(第3世代・仮称)」が、海外メディアにより「新型iPhone SEについて300ドルで販売されるうわさが流れている」と報じられている。日本円に換算すれば約37,800円(税込、以下同)となり、現行の第2世代よりも10,000円以上安い。今回はiPhone SE(第3世代)の価格やスペックなどについて噂されている情報をまとめた。
「5G」モデルでコスパ良し?iPhone SE(第3世代)のスペック面と魅力的な販売価格は
2020年春に発売された「iPhone SE(第2世代)」は今でも人気が高い機種だ
iPhone SEシリーズは、アップル社のスマホのなかではエントリーモデルに位置し、コストパフォーマンスも高い。最近では5.4インチ以上の大型のディスプレイとデュアルカメラが主流で、80,000円台以上の高価格が当たり前となったiPhoneシリーズに対し、iPhone SEはハイスペックを求めていないユーザーから好評を得ている。
ループキャピタルマーケッツのアナリスト ジョン・ドノバン氏が語った情報によると、アップグレードの内容はささやかである可能性が高いが、5Gサポートと新しいプロセッサー、性能の良くなったバッテリーが搭載されるとのことだ。デザインや仕様などは「iPhone SE(第2世代)」を踏襲する可能性が高いので、ホームボタンもそのままということになれば、ホームボタン愛用者で購入したいという人もでてくるかもしれない。
現在5Gが繋がるiPhoneは最も低価格なものでも「iPhone 12 mini」の69,800円(税込)。それが3万円台となると、アップル社がなかなかシェアを広げられないアジアなどの新興市場でiPhone のシェアを押し上げ、世界的にもユーザーが増えるのではないだろうか。
iPhone SE 3(第3世代)発売の認知度は40%以上
また「合同会社リュミエール デスポワール」が運営するスマホの情報メディア「happy iPhone」が、日本在住の10代〜60代の男女100人を対象に「iPhone SE 3(第3世代)の認知度」について行った調査で「iPhone SE 3が今春に発売される可能性があることを知っていましたか?」という質問に「知っていた」と回答したのは44%と注目度が高い。「iPhone SE 3が発売されたら買いますか?」という質問には52%が「買う」と答え、実に半数以上は購買意欲があることがわかった。
iPhone SE(第2世代)が発売されたのは2020年春で、発売からちょうど2年が経過することもあり、そろそろ機種変更をしたいと思っているユーザーがこの値段なら……と購入する層も多いだろう。また既存のiPhoneユーザーだけではなく、これを機にAndroidから乗り換えたいと思っているユーザーもいるのでは?と考えられる。
今回紹介した値段やスペックはあくまでもメディアやアナリストの憶測ではあるが、上記のアンケート結果を見ても「買いたい」という人が多いことが判明している。ここまで世間の注目度も高い機種がそんなに安くなったら、売れないわけがない。早くて3月中とも言われている発売が楽しみだ。