BlackBerryのブランド使用権を獲得し、5Gに対応する新型BlackBerryの発売を目指していたスタートアップ企業OnwardMobilityが、すべての業務を終了すると発表しました。
一斉を風靡したBlackBerryスマホ
かつては物理キーボード付きスマートフォンとして一斉を風靡したBlackBerryは、AppleのiPhoneなどの新しいスマホとの競争に敗れ、2016年には開発終了となりました。
それから中国TCLがライセンス契約によりBlackBerryブランドの端末を製造・販売していましたが、それも2020年8月で打ち切りとなっています。
その後OnwardMobilityがBlackBerryのブランド使用権を引き継ぎ、2020年8月には、5Gに対応する新型BlackBerryを2021年前半に発売すると発表しました。
ブランド使用権を失う
しかし計画は順調には進まなかったようです。
2022年2月中頃、複数のメディアが、OnwardMobilityがBlackBerryのブランド使用権を失ったと報じました。これによりOnwardMobilityが、BlackBerryブランドを冠したスマホを発売する可能性はなくなり、BlackBerryスマホの存続が危ぶまれていました。
5G版BlackBerryの実現は幻に
そして今回OnwardMobilityが、物理キーボードを搭載したスマホの開発を終了するだけでなく、会社そのものを解散すると発表しました。
5G版BlackBerryの実現は、幻となってしまいました。