中国メディアMyDriversが、TSMCの製造能力が逼迫していることから、AppleはiPhone14シリーズ用A16チップの値上げを受け入れたと報じました。
A16チップは、TSMCの4nmプロセスで製造か
MyDriversによれば、iPhone14シリーズ用A16チップはTSMCの4nmプロセス「N4P」で製造されるとのことです。
TSMCの製造能力には余裕がない状況で、そうした中でも必要な個数を確保するためにAppleはA16チップの値上げを受け入れたと同メディアは伝えています。
Appleは、TSMCからの購入価格が2021年の平均購入価格から8%〜10%値上げになるのを了承し、4nmプロセス製造ラインにおいて12万個〜15万個分の製造枠を確保したようです。
N4Pで製造されたチップは、N5と比べてトランジスタ密度が6%、処理能力が11%、電力効率が22%向上するとみられています。
A16が搭載されるのはiPhone14 Proシリーズのみ?
iPhone14シリーズにおいてA16チップが搭載されるのはiPhone14 Proシリーズだけで、iPhone14とiPhone14 Maxには改良されたA15 Bionicが搭載されると噂されています。