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中古スマホ販売が過去最高を記録「2025年度にはさらに1.5倍」との予測も。今後は中古も機種変の選択肢か?

読者のみなさんは、スマートフォンの中古機種を使ったことがあるだろうか。「バッテリーが弱っていないか不安」「他人が使ったスマホはちょっと…」「最新モデルを使いたい」など、人によっては中古スマホが合わない人もいるだろうが、世の中的には中古スマホ市場は急成長を遂げているという。果たしてどのような理由で中古スマホが選ばれているのだろうか? 今回は、中古スマホ市場が人気となっている理由について考えていきたい。 中古スマホ市場急拡大!2020年度に過去最高を記録 ICT市場調査コンサルティングのMM総研は2021年9月、中古スマートフォンの国内市場規模の推移・予測を発表した。その内容によると2020年度の中古スマートフォンの販売台数は前年度比13.5%増の185万台で、過去最高となった。この理由についてMM総研は「通信料金の引き下げやビジネス利用などでの2台目需要の増加が市場拡大をけん引した」と解説している。 さらに予測として、2021年度はさらに10.3%増加し204万台に、2025 年度には268万台に達するという見込みも披露している。2020年度の約1.5倍に拡大していくとなれば、スマホメーカー各社もその存在を無視することはできなくなるかもしれない。今後メーカーは新品を開発して世に送り出すだけでなく、中古市場でのサポートの役割まで担う可能性もゼロとは言えないだろう。 そんな中古スマホ市場の拡大に大きく貢献しているのが、フリマアプリ・サイトや中古スマホ売買に携わる企業だ。株式会社携帯市場が2021年12月に発表したデータによれば、同年11月にECサイト「みんなのすまほ」発送台数が過去最高を記録したと報告している。2021年は、9月にアップルの「iPhone 13」シリーズが、10月にもグーグルの「Pixel 6」が発売されたことは記憶に新しい。人気ブランドの最新モデルが登場した直後、機種変更したユーザーの手放したスマホを求めて、多くの買い手がついたのかもしれない。 これからは「中古」も機種変の選択肢に? 中古スマホ市場の成長にネット上からも「モノを大切に、の気持ちは良いこと」など、好意的な反応が続出。「機能面は技術的に安定してきてるので、多少古いスマホでも大体の機能が使えるのが中古市場の追い風になってるんだろうな」「iPhoneで言う3から4、4から5の頃のような大きな進化が感じられない今、20万近くするようなスマホにはあまり価値を見出せないのでは?」といった指摘も多く、「毎年毎年高価なものが出るが、そんなしょっちゅう高価なものを買えるわけがない」と、ユーザーの懐事情を理由に挙げる声も見られた。 一方で「Android端末はOSサポートが短いのでそもそも中古端末はオススメできない」という意見も。OSからデバイスまでアップルが単独で開発しているiPhoneと違い、各メーカーが独自にデバイスを開発しOSのアップデートもメーカー側の判断に委ねられているAndroidスマホのサポート期間の短さに言及していた。中古スマホ市場の人気モデルのランキング上位をiPhoneが独占するのは、こういった側面も理由のひとつにあるのかもしれない。 これまで「機種変更は携帯ショップや家電量販店で行うもの」というイメージで、なんとなく新品のスマホを購入していた人は一度中古スマホを検討してみるのも良いかもしれない。新品であれば10万円かかっていたものが2分の1、3分の1程度の価格に抑えられたとすれば、金銭的にかなり大きな余裕ができるはずだ。その余裕を自分の楽しみに回してみるのも悪くない選択肢なのではないだろうか。 出典元:2020年度の中古スマホ販売台数は過去最高の185万台【株式会社MM総研】 出典元:携帯市場運営のスマホ・タブレット買取サイト「みんなのすまほ買取」は→こちら



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