マイクなどの録音機材を展開する豪Rodeは、新型ショットガンマイク「VideoMic GO II」を海外発表しました。軽量な本体設計に加えて、USB出力によるスマートデバイスとの連携が特徴の製品となっています。
Rodeのコンパクトなショットガンマイクといえば、入門用マイクとして定番の「VideoMic GO」がラインナップされています。これは正面と背面の音を拾うスーパーカーディオイドタイプのマイクで、コールドシューマウントによりカメラに装着することが可能です。
Engadget·Rode VideoMic Go II sample & comparison audio
VideoMic GO IIも前モデルと同じくスーパーカーディオイドタイプで、米Engadgetのレビューによれば、同じコンデンサ型ショットガンマイクの「VideoMic Me」「VideoMic NTG」よりも音質が優れていたそう。さらに、より高価なShureのダイナミック型マイク「Shure SM7B」にも迫る録音品質だったと報告されており、音質の進化にはかなり期待できそうです。
音声出力としては3.5mm(カメラ出力用のTRS)とUSB Type-C出力に対応。PCやMacだけでなく、iOS 14以降やAndroid 9.0以降を搭載したスマートフォン/タブレットでも利用できます。またUSBモードでの使用時には、3.5mm出力はヘッドホン出力へと切り替わります。
その他の特徴としては、89gと軽量な本体に電池不要な設計、さまざまな録音機能を提供する各種Rodeアプリへの対応などなど。パッケージにはウィンドシールドも同梱されています。
VideoMic GO IIの海外価格は99ドル(約1万1000円)。カメラからPC、スマートフォンまで幅広いデバイスにて録音品質を向上させたい時に、気軽に導入できるショットガンマイクといえそうです。