2018年発売のiPhone XSシリーズが最後の搭載機種となった「3D Touch」は、これまでで最も素晴らしいiPhone機能だった、との意見に、同感する声が多く寄せられています。
3D Touchは最高だった
「3D Touch」とは、iPhone6sから搭載が始まった、iPhoneが画面に加えられた圧力の大きさを感知し、プレビュー画面を表示したり機能に応じたメニューを表示したりすることができる機能です。
米メディア9to5Macは、「3D TouchはAppleが作り上げた最高の技術の一つなのに、まだ復活していない」と、意見記事を公開しましたが、人気のテック系YouTuberのマーケス・ブラウンリー氏をはじめとする多くのユーザーから支持する声が上がっています。
バッテリーから少しスペースを取ってしまい、すべての開発者にすべてのアプリで受け入れられるということはありませんでしたが、それでもまったくの同意見です。3D Touchは最高でした。
It took a little bit of space away from the battery and it was never really embraced by every developer in every app, but still… Hard same. 3D touch was awesome. https://t.co/Rr4R1qpsVc
— Marques Brownlee (@MKBHD)
December 30, 2021
from Twitter
3D Touchの主な機能とは?
3D Touchの主な機能は、下記のとおりです。
peek(ピーク)とpop(ポップ)
メールやウェブサイト、写真などのプレビューを表示したり、閉じたりすることができます。
クイックアクション
ホーム画面のアイコンからよく使う項目を簡単に呼び出せます。
キーボードをトラックパッドにする
「トラックパッド」とは、指でなぞってカーソルを動かす装置のことです。
キーボードの色がライトグレイ(明るい灰色)になるまで強く押すと、トラックパッドのように画面をなぞることでカーソルを移動できます。
また、画面に指を触れたまま強く押す回数によって、単語・文・段落の範囲選択ができます。
マルチタスキング表示
画面の左端を強く押すと、マルチタスキング表示に切り替わります。
感圧スケッチ
手書きメモで線を引く時、画面を押す強さで線の濃淡や太さが変わります。
3D Touchの代わりに、iPhone XRから触覚タッチが導入されましたが、画面を強く押すだけで瞬時にアクセスできるほどの速さと正確さは決して得られることはなく、また、「peek とpop」や、iPhoneキーボードの筆圧で文字を選択するアクションなどは非常に便利だったとして、9to5Macは3D Touchが復活してほしいと懇願しています。
元Appleの最高デザイン責任者のジョナサン・アイブ氏がiPhone6s/6s Plusで導入された3D Touchを紹介する動画を見ると、機能の全貌がわかります。