2021年10月にデビューしたGoogleのTensorチップが、2021年第3四半期(7月~9月)にスマートフォン向けシステム・オン・チップ(SoC)市場で、0.1%の台数シェアを獲得したことがわかりました。
Appleは同市場の収益シェアで2位にランクインしています。
0.1%の出荷台数を獲得したGoogle Tensorチップ
調査会社のStrategy Analyticsによると、GoogleのTensorチップは2021年第3四半期にスマートフォン向けSoC市場で、0.1%の出荷台数シェアを獲得しました。
Tensorチップは2021年10月にこれを搭載するPixel 6/6 Proとともに発表されており、Pixel 6シリーズ生産のために出荷されたものがカウントされたものと考えられます。
市場全体としてはMediaTekの出荷台数が多く、年間でも出荷台数シェア1位を獲得する勢いです。
CounterpointもMediaTekが2021年第3四半期に出荷台数シェアで首位を獲得したとしています。
収益シェアではQualcommが1位、Appleが2位
Qualcommはローエンドやミドルレンジ向けのSoCよりも、高価格帯の製品に焦点を当てており、その結果台数シェアではMediaTekの後塵を拝したものの収益シェアでは上回りました。
MediaTekは高価格帯向けSoCのDimensity 9000/8000で今後収益面でもQualcommに迫りたい考えです。
2位には高価格帯のスマートフォンのみを販売するAppleがランクインしています。
個別のSoC売れ筋ランキングとしてはAppleのAシリーズが上位を占めました。
Androidスマートフォン向けではQualcommのSnapdragon 888/888+が人気だったとのことです。