2021年第3四半期(7月~9月)のスマートスピーカー市場のシェアが発表され、Appleが前年同期比でシェアをほぼ倍増させました。
HomePod miniの発売による効果とみられます。
Appleのスマートスピーカー市場におけるシェアがほぼ倍増
調査会社のStrategy Analyticsによると、2021年第3四半期のAppleのスマートスピーカー市場におけるシェアは10.2%でした。
Appleは出荷台数を前年同期の210万台から400万台に増やし、シェアをほぼ倍増させています。
これは昨年10月に発表されたHomePod miniによる効果とみられ、HomePodが製造中止となり1モデルのみの販売になったにもかかわらず、シェアランキング4位に入りました。
HomePod miniはGoogle Nest Miniに次いで2番目に売れたスマートスピーカーであり、第4世代Amazon Echo Dotの出荷台数を上回ったとのことです。
AppleはHomePod miniの新しいカラーバリエーションを2021年11月2日に発売しました。
Appleがスマートスピーカー機能付きApple TVやスマートディスプレイを計画中?
スマートスピーカー市場首位のAmazonが2021年第3四半期に26.4%のシェアを持っているのに比べると、Appleのシェアはまだまだ低いといわざるを得ません。
この状況を挽回すべく、Appleはマイクとスピーカーを内蔵したスマートスピーカー機能付きApple TVや、タッチディスプレイを備えたスマートディスプレイを計画しているという噂もあります。
ただ、この市場全体が部品不足と物流の問題を抱えており、スマートスピーカー市場の成長が新型コロナウイルス流行前の水準に戻るのは2023年以降になりそうだとStrategy Analyticsは考えています。