Spotify(スポティファイ)はPeloton(ペロトン)と提携し、ストリーミングサービスの「Workout Hub」内に「Curated by Peloton」という専用コーナーを新たに開設する。本日からSpotifyのユーザーは、Pelotonのインストラクターによる7つのローテーションプレイリストにアクセスできるようになる。そのプレイリストには「Running by Peloton」「Tunde Oyeneyin’s Playlist(トゥンデ・オイネインズ・プレイリスト)」「Strength by Peloton」などがある。この厳選されたプレイリストは、ワークアウトクラスで使用されている曲をユーザーに紹介するものだ。
また、Spotifyは、Pelotonのインストラクターの音楽の好みが自分と合うかどうかを知るための新しいクイズ「Find Your Instructor(ファインド・ユア・インストラクター)」を開始した。このクイズでは、ユーザーにいくつかの質問をするとともに、ユーザーのリスニング行動を調べて、最も相性の良いインストラクターを見つけることができる。
また、Pelotonは、このパートナーシップを記念して「Today’s Top Hits」「Door Knockers」「Lofi Beats」「Indigo」「Baila Reggaeton」など、Spotifyの人気プレイリストの曲を使った11のクラスを開催する。
なお、SpotifyとPelotonのコラボレーションは、今回が初めてではない。2020年、Pelotonは、Spotifyの「Power Hour(パワー・アワー)」「Rock This(ロック・ディス)」「Viva Latino(ビバ・ラティーノ)」の各プレイリストからの楽曲を使用した数十種類のクラスを導入した。また、Spotifyは、Pelotonユーザーがクラス中に再生されるお気に入りの曲を保存できる「Track Love(トラック・ラブ)」機能を開始した。
今回の提携拡大は、パンデミックの影響で、人々が自宅でのワークアウトやモチベーション維持の方法を模索していたことから、SpotifyとPelotonの両社がこの1年間で好調に推移したことを受けたものだ。
また、Spotifyは、サービスを拡大し、他のデジタル企業との提携を模索している。Spotifyは2021年10月、eコマースプラットフォームのShopify(ショッピファイ)と提携し、サービスに参加しているアーティストのプロフィールをShopifyのストアに接続することで、商品をスポティファイのアプリを通じてファンに直接販売できるようにした。また、Spotifyは2021年初めにオンラインGIFデータベースGIPHY(ジフィー)との提携を発表し、GIFによる新しい音楽の発見を可能にした。