Wall Street Journalは、Appleが早ければ来年にもiPhoneとApple Watchの新機能として「衝突検知」機能を追加すると報じた。
Apple Watchには持ち主が倒れたことを検知する「転倒検出」機能があり、ユーザーが意識を失うなどで突然倒れた時、自動で消防署に緊急通報が行われ、ユーザーの命が助かったというケースがある。
「衝突検知」機能は、「転倒検出」機能の進化版のようで、iPhoneやApple Watchを使っているユーザーが交通事故に合った時に、911(アメリカの緊急通報用電話番号)に自動ダイヤルしてくれる。
本機能は、衝撃を受けた際に重力(g)が急激に増加するかどうかを検知できるもので、iPhoneやApple Watchユーザーから匿名のデータを集めているテストでは、すでに1,000万件以上の車両衝突の疑いを検知しているという。
現時点では、iOS 16とwatchOS 9の一部機能として、2022年にリリースされる見込みとされている。
ただ、実際に来年に実装されるのか、日本での運用はあるかどうか、といった点はまだ不透明だが、実装されれば、iPhoneやApple Watchのユーザーがデバイスに命を救われるケースは確実に増えるだろう。