ソニーのスマートフォンであるXperiaシリーズに復活の兆しです。
2021年第2四半期(7月~9月)のモバイル・コミュニケーション部門の売上が、前年同期比で約25%増えました。
ハイエンドデバイスへの注力が功を奏す
ソニーの2021年第2四半期におけるモバイル・コミュニケーション部門の売上は約991億円でした。
これは前年同期の791億円に比べて約25%の増加であり、スマートフォンの販売台数増加によるものとのことです。
ハイエンドデバイスへの注力が功を奏したと考えられています。
世界的な半導体不足により一部のメーカーが出荷台数を削減しているなかでの増収は素晴らしいと、Android Authorityは述べています。
完全復活まではまだ遠い
ただ、ソニーは現在、数が出るローエンドやミドルレンジ向けのスマートフォンではなく、ハイエンドデバイスやニッチなデバイスに注力しています。
たとえば、最近ではカメラ機能に特化したXperia PRO-Iや、映像のプロに向けたXperia PROといった、特定分野に向けた製品を発表しました。
このため、スマートフォンのメインプレイヤーとして市場に戻ってくるのにはまだ時間がかかるとみられます。