アップルは、「iOS 14.8.1」「iPadOS 14.8.1」の配信を開始した。ソフトウェアのセキュリティ対策として提供される。
解消される不具合は、たとえばオーディオやGPUドライバーソフト、カーネルでは、悪意あるアプリによって権限が昇格される可能性があるというもの。
ColorSync(カラーシンク)では、「悪意をもって作成された画像」を処理すると任意のコードが実行される可能性がある。
また「IOMobileFrameBuffer」でアプリが任意のコードを実行できる可能性があり、アップルでは「積極的に悪用されている可能性がある」という報告を受けているという。
iOS 14の次のバージョンである「iOS 15」では、「iOS 15にアップデートしない」という選択肢が用意されており、今回のソフト更新はiOS 14を引き続き使う人に向けたものとなる。