9ストリーミングのクオリティ、上がっちゃうぜ。
IK Multimediaから、オーディオインターフェースの新製品「iRig Stream Solo」と「iRig Stream Pro」が発表されました。2020年末に登場し、その人気と需要で一時品薄になっていた「iRig Stream」の後継機で、使いやすさ重視とプロ目線重視のそれぞれに特化したモデルに分派しました。
アナログ接続で使いやすい「iRig Stream Solo」
iRig Stream Soloは廉価帯モデルで、市場想定価格は7,000円前後。できることはiRig Streamとほぼ同じで、接続端子がちょっと変わっています。
そもそもiRig Streamとはどういうブツなのか? これはスマホやiPad、PCなどで音声を収録するためのオーディオインターフェースで、楽器やマイクとデバイスを橋渡しする存在です。たとえばスマホでライブ配信やレコーディングをする場合、スマホのマイクよりもっと高品質なマイクを繋ぎたいときや、楽器やミキサーなどの音をスマホやPCに直接届けたいときに使うもの。
iRig Stream Soloは、今までデジタル接続だったiRigとスマホとの接続が、3.5mmミニプラグのアナログ接続になっているのが特徴。というのも、トーク系配信アプリなどはデジタルのオーディオインターフェース非対応なものもあるため、アナログの方が繋がることがあるんです。そのため、あえてのアナログ接続。
アナログゆえスマホ側にはアダプターかヘッドホン端子が必要になりますが、本体の操作がシンプルになったため、使いやすさは向上。トークやライブ配信など、楽器との接続をあまり重要視しない人にとっては、こちらが使いやすいはず。
コンボ端子追加でより本格的になった「iRig Stream Plo」
一方、iRig Stream Proは「Pro」と名の付いている通りの本格派モデル。市場想定価格も2万6800円前後と、DAWで使われるオーディオインターフェースに近い価格帯です。
新たにコンボ端子を搭載し、マイクや楽器の直差しが可能に。サンプリングレートは24bit/96kHzとハイレゾ級。また、従来のステレオ出力のほかに最大4chで出力できるマルチチャンネルモードを搭載。DAWのオーディオインターフェースで使う場合にはめちゃ便利!
iRig Streamよりももっと高音質に、かつ多くの外部デバイスをミックスさせたい場合はProが有利。ライブ配信だけでなく音楽制作のオーディオインターフェースとしても運用できるので、iPadとコレでミニマムな制作環境を作ることも。