世界中で普及が進む5G通信対応スマートフォンのなかではAppleのiPhoneシリーズが今のところ一番人気ですが、Androidスマートフォンのシェア争いはSamsungとXiaomiの一騎打ちとなっています。
この状況は少なくとも2022年まで続きますが、ほかのメーカーにもまだチャンスは残されているとのことです。
抜きつ抜かれつを繰り返すSamsungとXiaomi
調査会社のStrategy Analyticsによると、新型コロナウイルスによるパンデミックは5G通信対応スマートフォンの需要に予想されていたほど大きな影響を与えておらず、その出荷台数は4G通信対応スマートフォンのものを上回るペースで推移しています。
5G通信対応Androidスマートフォンのメーカー別シェアでは、SamsungとXiaomiがこの先抜きつ抜かれつを繰り返し、一騎打ちとなる予想だそうです。
直近ではXiaomiが中欧と東欧でHuaweiとSamsungのシェアを奪い、41.8%のシェアを獲得しました。
ほかのメーカーにもチャンスはある
Strategy Analyticsは、世界の5G通信対応Androidスマートフォンの競争は決着がついておらず、ほかのメーカーにもチャンスがあるとしています。
たとえば、OppoやVivoは中国でHuaweiが持っていたシェアを多く獲得し、インドや西ヨーロッパにも積極的に進出してXiaomiを脅かしているとのことです。
iPhoneも含めたスマートフォン市場全体を見ると2021年第1四半期にはAppleが34%のシェアを持ち首位でしたが、最近はローエンドからミドルレンジの5G通信対応スマートフォンの出荷台数が増えており、これに伴いAppleのシェアも減っていくものとみられます。