iPhone13 ProとiPhone13 Pro MaxにはProMotionと呼ばれる機能がディスプレイに搭載され、リフレッシュレートを状況に応じて変動させることで高い省電力効果があるといわれています。
この省電力効果がどの程度のものなのか、同じ6.1インチディスプレイを持つiPhone13とiPhone13 Proを使ってテストした動画が公開されました。
公式スペック上はiPhone13 Proの方が3時間長い
iPhone13とiPhone13 Proのバッテリー容量はそれぞれ3,227mAhと3,100mAhであり、iPhone13の方が大きくなっています。
しかしながら、Appleによると連続ビデオ再生時間はiPhone13が19時間であるのに対し、iPhone13 Proは22時間です。
これは、iPhone13 Proにのみ搭載されている、状況に応じて10Hzから120Hzまでリフレッシュレートを変えることができる、ProMotion機能の効果であると考えられます。
実際テストした結果はわずか9分の差
そこで、実際にProMotion機能の効果はどれほどのものなのか、YouTubeチャンネルのPhoneBuffがiPhone13とiPhone13 Proを使い、それぞれの連続バッテリー駆動時間を実測した動画を公開しました。
この実験では、
画面を200ニットに調整し、自動輝度調整機能をオフ
音量は同じデシベル数に調整
アンテナから等距離の場所に設置
温度制御された環境を用意8
デバイスは新品で、バッテリー残量は100%からスタート
電話テストのうち20%は画面が表示されている
という条件で測定をおこなっています。
結果は、iPhone13 Proは確かにiPhone13よりもバッテリーが長持ちしたそうですが、その差はわずか9分だったそうです。
このため、ProMotion機能はバッテリー容量の差を逆転する効果はあったものの、Appleがいうほどの効果は無かったとしています。
ただし、iPhone12/12 Proに比べると、バッテリー駆動時間が大きく伸びており、感銘を受けたとPhoneBuffは述べています。
Tom’s Guideの実験でもiPhone13シリーズはiPhone12シリーズに比べて、大きくバッテリー駆動時間が延びています。