日本HP、LTE対応着脱式Chromebookとディスプレイ回転一体型のChromebaseを国内投入

株式会社日本HPは、Chrome OSを搭載したデバイスとして、SoCにSnapdragon 7cを搭載した着脱式2in1 Chromebook「HP Chromebook x2 11」、および液晶が回転する一体型デスクトップ「HP Chromebase All-in-One Desktop」を年内に国内で発売すると発表した。

いずれも米国で8月10日(現地時間)に発表された製品で、着脱式である点や、液晶が回転する一体型である点は、Chrome OS搭載としてはいずれも世界初としている。

HP Chromebook x2 11

HP Chromebook x2 11はキーボード着脱式の2in1。直販価格はWi-Fiモデルが8万2,500円、セルラーモデルが9万9,000円。本体色は前者がシェイドグレイ、後者がナイトティールの2種類。

フルCNCアルミニウムによるユニボディを採用し、厚さ7.55mmを実現。4辺狭額縁設計、Gorilla Glass 4の採用、マグネティックペンホルダーの搭載(USIペンは別売り)などが特徴。キックスタンドを内蔵し、最大170度まで倒せる。

Wi-Fiモデルはメモリ4GB、ストレージに64GB eMMC、セルラーモデルはメモリ8GB、ストレージに128GB eMMCを内蔵。それ以外の仕様はほぼ共通で、SoCはSnapdragon 7c、液晶は2,160×1,440ドット表示対応の11型などとなっている。

インターフェイスはUSB 3.0 Type-C×2(DP Altモード、USB PD対応)、microSDカードスロット(セルラーモデルはNano SIMスロット兼用)、500万画素前面/800万画素背面カメラ、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.0、指紋センサーなどを搭載する。

本体サイズは252.5×176.6×7.55mm(幅×奥行き×高さ)、重量は560g(本体のみ。キーボード搭載時は1.03kg)。

HP Chromebase All-in-One Desktopは液晶が90度にピボットし、画面を縦にして使えるという異色の一体型。価格は9万6,800円。

スタンドはコーン型となっており、背面にポート類を集中させた。スピーカーはスタンド内蔵のため、ランドスケープ/ポートレート問わず左右ステレオになる。付属のキーボード/マウスは無線で、「エブリシングキー」を備え、検索やさまざまなショートカットキーを組み合わせられる。また、本体上部にマイクやWebカメラを無効にする物理スイッチを装備する。

主な仕様は、CPUにPentium Gold 6405U、メモリ8GB、ストレージに256GB NVMe SSD、ディスプレイに1,920×1,080ドット表示/タッチ対応21.5型などを備える。

インターフェイスはUSB 3.1×2、USB 3.0 Type-C×2(DP Altモード対応)、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、500万画素Webカメラ、音声入出力などを備える。

本体サイズは507.6×174.52×454.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量は6.98kg。