今年のiPhone 13シリーズは発売前には製品名が「iPhone 12s」説があったほどに、新型プロセッサの搭載やカメラが強化されたほかはマイナーチェンジに留まりました。しかし2022年のiPhone 14(仮)シリーズは「完全な再設計」が期待できるとの噂話が報じられています。
アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、ニュースレター「Power On」最新号にてiPhone 14に関する噂を掘り下げています。すなわち「新たな通常価格モデルとProモデル、そして完全な再設計」が予想されるとのこと。「今年のマイナーチェンジ(iPhone 13)は、アップルのエンジニアがより時間のかかる大きなことに裏で取り組んでいたことを意味している」と付け加えています。
iPhone 14のデザインが一新されるとの噂話は相次いでおり、アップル未発表製品の予想に定評のあるアナリストMing-Chi Kuo氏も、Proモデルはノッチがなくなりパンチホール画面(前面カメラやFace ID関連パーツを画面下に置き、ディスプレイに穴を開けて視界を確保する)になると繰り返し述べています。
またYouTuberでリーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)のJon Prosser氏は、実際に「iPhone 14 Pro Max」を見たとしてレンダリング画像を公開していました。
かたやiPhone 14のラインアップについては、5.4インチのminiモデルが廃止されて「iPhone 14 Max」つまり6.7インチの通常モデルが追加。それにより「iPhone 14、iPhone 14 Max、iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Max」という構成になるとの予想が有力です。
ほかiPhone 14世代で注目が集まっているのが、「画面下Touch IDが採用されるかどうか」でしょう。先日Gurman氏は「iPhone 13試作機ではテストしていたが採用が見送られた」と述べていた一方で、Kuo氏は「開発の進捗状況が予想を下回っている」としてiPhone 14での採用はなく2023年モデルになると語っていました。
そして将来が有望視されているiPhoneといえば、折りたたみ式。Kuo氏は2024年発売と予想(当初予想の2023年から延期)していますが、Gurman氏もアップルが独自の折りたたみ式デバイスを開発中で「数年後にリリースされる可能性がある」と述べており、しばらく期待して待ちたいところです。