Appleマップの機能向上のため、カナダの三大都市であるトロント、モントリオール、バンクーバにおいて、Appleマップチームのスタッフが、カメラを搭載した専用のバックパックを身に着けて歩行によるデータ収集を行っています。バックパックシステムを使ったデータ収集は、10月まで行われる予定です。
カナダの三大都市で歩行調査を開始
Appleは、世界各地で車両を使用した調査を行いデータを収集をしていますが、車が通れない場所では歩行調査を行っています。同社は、歩行調査であっても、車両による調査同様のプライバシー保護の方針の下に行うことを約束しています。
AppleのWebサイトに掲載されているリストによると、9月11日より、トロント、モントリオール、バンクーバーで歩行調査を開始したことがわかります。また、トロントの東に位置するダラム地域でも調査が行われる予定です。
Appleは、これらの調査を行う際に、一般人のプライバシー保護を最重要視しています。Googleのストリートビューと同様、同社はLook Aroundで公開される画像上の顔や車のナンバープレートのぼかしを行っています。このプロセスやプライバシーの権利についてのコメントや質問がある場合、また、顔、ナンバープレート、自宅の情報の削除をリクエストする場合は、AppleのWebサイトの「Appleマップの画像収集作業について」のページより行うことができます。
Look Around機能は、日本の一部地域でも利用可能
iOS13で導入された「Look Around」機能では、インタラクティブな3D表示で都市を見ることができ、ストリートレベルでクローズアップ表示することも可能です。この機能は、既にカナダで提供されていますが、Appleは、高品質で最新のマップを維持するために、定期的に同じ場所を訪れて、データを再収集しています。
Look Around機能は、米国、英国、アイルランド、日本の一部の地域でも利用できます。