スマートフォンに搭載されるディスプレイは一般的に平面であり、そこに映し出されるものに凹凸は存在しません。
これに対して、Samsungが開発しているディスプレイは伸縮可能なもので、ディスプレイ上に凹凸を作ることができます。ユーザー体験の向上はもちろん、目が不自由な方がスマートフォンを使うのにも役立ちそうです。
伸縮自在で表面に凹凸を作れるディスプレイ
このSamsungが開発しているディスプレイは伸縮可能という特性を持ち、表面に動的に凹凸を作り出すことが可能です。
その実際の映像がYouTube上にあります。
溶岩の動きに合わせてディスプレイの表面が上下し、凹凸を作り出している様子が観察できます。
ユーザー体験の向上や目が不自由な方に役立つ
現状のスマートフォンのディスプレイは一般的に平面であり、たとえばボタンを押したときのフィードバックは振動によって疑似的に表現されています。
このような凹凸が作り出せるディスプレイであれば、実際にディスプレイ上に浮き出たボタンを作ることができ、押したときの感触もより正確にフィードバックできそうです。
また、目が不自由な方がスマートフォンを使うのにも役立つでしょう。
このSamsungの伸縮可能ディスプレイは2017年から開発されていますが、今回の発表もまだプロトタイプのものです。実際の製品が登場する時期は不明となっています。
製品化されれば、スマートフォンだけでなくサイネージディスプレイなど、さまざまな応用が考えられそうです。