スマートフォンベンダーは、様々な方法で“すべてがスクリーン”の状態を実現させるため奮闘していますが、中国ブランドVivoは取り外し可能なカメラ搭載スマホの特許を申請したことが明らかになりました。カメラを取り外してスクリーンと置き換えることで、画面占有率の向上が図られています。
カメラモジュールは磁石で固定
Vivoは2021年2月、世界知的所有権機関(WIPO)に20ページに渡る“電子機器”と名付けられた特許を申請しました。特許出願が9月2日付けで公開されています。
Vivoの特許デバイスには、片面にデュアルカメラとフラッシュ、裏面にタッチ感応機能のある、取り外し可能なモジュールが取り付けられています。モジュールはデバイス上部の真ん中に挿入可能で、磁石により固定されています。
3つのモードで利用できるカメラモジュール
取り外し可能カメラは3つのモードが利用可能です。1つ目は、モジュールが正面ディスプレイの一部として機能する状態で、モジュールのディスプレイは解像度、ピクセル数、リフレッシュレートすべて正面ディスプレイと同じになっています。これにより、“すべてがスクリーン”となり、カメラは背面で使用することができます。
2つ目のモードでは、モジュールが180度回転し、カメラは高機能な自撮りカメラとして機能します。
3つ目は、カメラモジュールをデバイスから離した状態のリモートカメラモードです。カメラモジュールの裏のスクリーンはカメラ操作に使うことができ、スマホ本体からもズームなどの操作が行えるようになっています。