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MacBookはM1チップで成功した...次はChromebookが自社製チップで進化か?

いま世の中は、大手スマホメーカーによる自社製チップの全盛期を迎えようとしているのかもしれません。Apple(アップル)はAシリーズのプロセッサ開発に成功し、iPhoneの大ヒットを生み出したのはもちろんのこと、Samsung(サムスン)のExynosプロセッサ、Huawei(ファーウェイ)のKirinプロセッサなど、ヒットモデルの背後には独自開発プロセッサの存在がちらつきます。

このところ最大の驚きは、Google(グーグル)が「Pixel 6」から採用する自社開発の「Tensor」なるプロセッサではないでしょうか。グーグルまで独自にチップ開発を進めているだなんて、まさかのうわさではなかったんですよね! そしてこのほどNikkei Asiaは、次なるステップとして、Pixelスマホシリーズに続いてChromebookやAndroidタブレットに向け、グーグルがARMベースの新プロセッサの開発を進めているらしいと報じましたよ。アップルがスマホ向けプロセッサの開発の次に、MacBook向けのM1チップを開発して大幅な性能アップで成功を収めたことからすると、これも必然の流れでしょうかね?

チップメーカーから調達するのではなく、わざわざ巨額のリソースを割いて自社でチップを開発するだなんて、どこまでそんなメリットが…? そう思われるかもしれませんけど、最新の「Galaxy Watch 4」が、その良い例になっています。新たなWear OSは用意されたのに、それを搭載するスマートウォッチが続々と各メーカーからリリースされるのかと思いきや、今のところサムスンくらいです。その秘密が独自開発してきたExynosプロセッサにあるらしいんですよね。チップメーカーのQualcomm(クアルコム)待ちという他社にグンと先がけて、待望の新モデルを投入することができました。

いまIntel(インテル)でさえもPC向けプロセッサの開発が思うように進められず、工程に遅れが生じていたりして、頼りにしていたPCメーカーなどは、その煽りを受けたりしています。あと自社開発のチップだと、欲しい機能向けに自由にカスタマイズもでき、他社より魅力の製品発表につなげられたり~。

Chromebookがグーグル謹製チップで進化してくれば、ますます楽しみな限りですけど、ただ早くても登場は2023年とも報じられています。ついにRyzenプロセッサを搭載するモデルまで出てきたり、Chromebookの高性能化は止まりませんね。



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