Appleが一部のiPhone 12およびiPhone 12 Proユーザーから報告されていた、レシーバーモジュールの故障が由来の「音が出ない問題」に対処するため、「iPhone 12やiPhone 12 Proの音の問題に対する修理サービスプログラム」を発表しました。iPhone 12/iPhone 12 Proで、電話をかけたり電話がかかってきたりした際にレシーバー部分から音が出ない場合は、このプログラムの対象となる可能性があります。
iPhone 12 や iPhone 12 Pro の音の問題に対する修理サービスプログラム - Apple サポート
2021年8月27日に発表された「iPhone 12やiPhone 12 Proの音の問題に対する修理サービスプログラム」は、本体上部のレシーバー部分から音が聞こえないという問題に対処するための修理プログラムです。問題が報告されているのは2020年10月から2021年4月までの期間に製造されたiPhone 12およびiPhone 12 Proで、iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxは修理プログラムの対象外となります。
Appleによるこの種の修理プログラムでは端末のシリアル番号を入力してプログラム対象か否かを確認するケースが多いのですが、今回のプログラムではAppleでの実機検査により修理対象か否かが判断されるとのこと。プログラムに申し込むには「Apple正規サービスプロバイダ」か「Apple Store直営店」へ持ち込みあるいは配送で修理を依頼する必要があります。
Appleは上記プログラムを通じて修理に出す前にiPhoneのバックアップを取ることを推奨しています。また、画面のひび割れなど修理に支障をきたす損傷がある場合は、それを先に修理する必要があるために別途修理料金がかかるケースがあると注意書きしています。
加えて、この修理プログラムを受けられるのは製品を最初に購入した国と地域のみであり、プログラムは対象となるiPhone 12およびiPhone 12 Proの発売日から2年間適用されるとのことです。
Apple関連メディアの9to5Macによると、このプログラムはiPhone 12シリーズとしては初の修理プログラムになるとのことです。