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iPhone13は低軌道衛星通信に対応か、4G・5Gがなくとも通信可能に

2021年9月に発表される予定のiPhone 13はLEO衛星(低軌道衛星)に接続するハードウェアを搭載している可能性があると判明しました。LEO衛星への接続が可能になれば、4Gや5Gなどのモバイルデータ通信が使用できない場所でも、ネットワーク接続が可能になります。

Apple関連の情報サイトであるMacRumorsによると、iPhone 13に関する新しいリーク情報は、Apple関連のアナリストの中でも高い評価を集めるミンチー・クオ氏が投資家向けに示したもの。iPhone 13には衛星通信をサポートするようカスタマイズされたQualcomm X60チップが搭載されているとのことです。

SpaceXが展開する衛星インターネットサービス「Starlink」は高度1150kmの低軌道に約1万2000基の人工衛星を打ち上げ、地球上のほとんど全ての地域に安価かつ高性能な衛星インターネットアクセスを提供するという計画を持っています。しかし、iPhone 13に衛星インターネットを提供する可能性が高いのはStarlinkではなくGlobalstarになる予定だとMacRumorsは述べています。QualcommはGlobalstarと提携しており、X65チップでn53バンドをサポートするといわれてきました。

クオ氏が考える「最も単純なシナリオ」は、提携ネットワークを利用するiPhone 13のユーザーが、追加料金・追加契約なしでGlobalstarの衛星サービスを使えるようになるというもの。LEO衛星通信はネットワーク業界への影響という点で5Gに匹敵する技術であり、今後AppleはLEO衛星通信と5Gという2つを活用していくと考えられています。またクオ氏は、Appleが衛星通信のトレンドに対して楽観的な見通しを立てており、少し前に衛星通信関連の研究開発チームを立ち上げたとも述べました。

なお、今後AppleはiPhoneのみならず、開発中と考えられているヘッドマウントディズプレイデバイスやIoTデバイスにも衛星通信を取り入れる可能性があるとのことです。



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