アップルは9月に次期iPhone 13(仮)や新型Apple Watch、デザインを一新したiPad miniなどを発表すると噂されていますが、それらを含めて今年秋に登場するアップル新製品群の予想が公表されています。
Bloombergの記者でAppleの内部情報に詳しいMark Gurman氏は、ニュースレター「Power On」の最新号で、アップルがこの秋に発表すると予想されるすべての製品にまとめて言及しています。
iPhone 13(仮)シリーズ
Gurman氏によると、デザインはiPhone 12からノッチが小さくなる程度に留まるものの、より優れたカメラ機能と高速化(Gurman氏は先週も言及)を実現したことがポイントであり、「昔ながらの“S”モデル」だと述べています。すなわちiPhone 5sやiPhone 5sのように、前年モデルからのマイナーチェンジというわけです。
しかし、おそらく製品名は「iPhone 13」になるとのこと。ほか高速なA15(仮)チップが搭載され、Proモデルの画面はリフレッシュレートが120Hzになり、常時表示も実現すると予想されています。
Apple Watch Series 7(仮)
よりフラットなディスプレイと最新の画面技術、さらに高速なプロセッサを備えた「ちょっとした再設計」が期待されるとのことです。次期Apple Watchがにフラットなデザインを採用することは、何ヶ月か前から噂されていました。
AirPods 3(仮)
Gurman氏はAirPods 3、つまり非Proの後継モデルは「新しいインイヤー形状と短いステム(持ち手の軸)を含む、AirPods Proに近いデザイン」になるという、以前からの予想を繰り返しています。それに加えて「2016年に最初のモデルがデビューして以来、アップルのAirPodsラインのその部分(安価なエントリー製品)での最も重要なアップデート」になると述べています。
iPad mini 6(仮)と第9世代iPad
Gurman氏いわく、新たなiPad mini 6は「より薄い縁取り(ベゼルが狭くなる)と完全な再設計により、アップルファンのお気に入りになる運命にある 」とのことです。
今回のGurman氏の予想とは別に、米9to5Macは次期iPad miniがA15チップとUSB-Cコネクタ、そしてiPad AirやiPad Proと同様の磁石式Smart Connectorを搭載するという情報筋の話を伝えていたことがあります。
さてGurman氏の話に戻ると、次期エントリーレベル(安価な価格帯)のiPadについては「学生向けには、よりスリムで高速な第9世代iPadも登場します」と予想されています。本モデルについては、やはり上記9to5Macの記事ではiPhone 11世代と同じA13チップ搭載が見込まれていたほか、他の情報源でも「薄型かつ軽量化、第3世代iPad Airのようなデザインになる」と噂されていました。
次期MacBook Proは?
長らく噂されている次期14インチおよび16インチMacBook Proについては、9月のイベントで発表されない見込みとのことです。ただし「現行のMacBook Proが2周年を迎える頃には販売されているはずだ 」と述べられています。
これらの予想は、すでに様々なメディアやリーカー(注目の未発表製品にまつわる有力情報を発信する人)が語ってきたことの再確認に過ぎない感もあります。が、大手メディア記者であり数々の実績あるGurman氏が裏付けた意義は、決して小さくはないと思われます。
もしGurman氏の予想がすべて当たれば、今年秋はアップルの新製品ラッシュになるはず。iPhoneとiPad miniとApple Watchを一気に買い換えようと考えている人は、今から予算をしっかり確保しておくとよさそうです。