これ、もしや最強カメラのスマホに?
Google(グーグル)のPixelシリーズのスマートフォンは、AIとソフトウェアの力で、とにかく美しい写真を、さまざまなシーンで撮影できると評判です。でも、それはあくまでも、レンズでとらえられた画像を処理する能力が優れているゆえという意味合いが強く、もともとのハードウェアのスペックはねって、ちょっぴり一部では見下げられていたのも確かですよね。
ところが、今秋に発売される「Pixel 6」は、ハードウェア面での進化も半端ない! なんといっても、独自開発の「Google Tensor」なるチップを載せて、真のフラッグシップモデルの登場が期待されてもいるのですけど、このほどThe Next Webは、それがカメラのハードウェアでも成し遂げられそうだと報じていますよ。もうカメラそのものはショボいけど、ソフトの力でスゴい写真が撮れるだけのスマホではなくなってしまいそうなのです…。
サムスン製の高画素・大型センサーが搭載されるのでは?という予測
まずは、ふり返っておきますと、現時点で最新の「Pixel 5」に採用されているカメラセンサーは、ソニー製のIMX363センサで、これは「Pixel 3」のときから変わってないんですよね。他社はドシドシと画素数をアップさせたカメラの搭載に励んできたにもかかわらずです。ところが、新たにAndroid 12の最新ベータ版のコードから、Pixel 6ならびに「Pixel 6 Pro」向けと考えられる「gn1_wide_p21」なる記述が見つかり、これはSamsung(サムスン)製のISOCELL GN1センサを指しているのでは? そんな予測が報じられましたよ。
まだPixel 6のカメラレンズに、ISOCELL GN1が採用されることが確定したわけではないものの、このところGoogleとSamsungの関係は、Wear OSに切り替えた「Galaxy Watch 4」を見てもわかるように、非常に緊密になっています。これまでのIMX363センサと比較すると、ISOCELL GN1センサは1/1.31インチと大型。搭載スペースもより広くとらなければならないので、Pixel 6のデザインがあのカメラバーのようになっているのもうなずけるでしょう。もしこの予測が本当であれば、一気に50メガピクセルの広角カメラが採用されることになり、ググンとPixel 6で撮影される写真の美しさが増すと考えられますよね~。
これまで、たとえ画素数はそれほどでなくても、キレイな写真が撮れると評判だったPixelスマホが、他社のスマホの最新モデルと遜色ない5000万画素のセンサーで勝負してきたら、どんなスゴいカメラ性能になってしまうのでしょうか? そんな夢が膨らむうわさですけど、それにしても、ここまでハードウェアのレベルを上げてしまったら、今度は販売価格のほうも、いままでのPixelシリーズよりトンでもなくアップしてしまうのでは? 心配なことも増えてきそうです。なにはともあれ、秋の正式な登場が楽しみなかぎりですね。