Apple Watch Series 5およびApple Watch Series 6ではディスプレイ上に文字盤を常に表示させることが可能な、「常にオン」という機能が使用できます。この機能が次の新型iPhoneに搭載される可能性を、海外メディアが報じています。
Apple Watchではバッテリー節約のために、ユーザーが文字盤を見ていないタイミングではディスプレイに何も表示していません。しかし、常時表示Retinaディスプレイを搭載したSeries 5およびSeries 6では、「常にオン」機能を有効にすることで文字盤を常に表示させておくことが可能。実際にSeries 5で「常にオン」機能を使うとどんな風に文字盤が見えるのかは、以下のムービーを見れば一発でわかります。
「Apple Watch Series 5」の常時表示Retinaディスプレイはこんな感じ - YouTube
そんな「常にオン」機能がiPhoneにも搭載されると報じたのが、Bloombergのマーク・ガーマン記者。同氏は自身が配信しているニュースレターの「Power On」で、Appleの関係者から入手した情報として、次期iPhoneではバッテリー持続時間が改善され、ディスプレイ上部のノッチ(切り欠き)部分が小さくなり、ビデオ録画機能が改善され、ディスプレイのリフレッシュレートが120Hzになり、A15チップが高速になり、「常にオン」機能が搭載されると記しています。
Appleが「常にオン」機能をiPhoneに搭載すると報じられたのは今回が初めてではありません。836万人のチャンネル登録者を抱えるApple関連YouTubeチャンネル・EverythingApplePro E A Pを運営するMax Weinbach氏は、AppleがiPhoneに「Apple Watchのディスプレイに採用しているのと同じLTPOディスプレイを使用する可能性がある」と2021年2月に示唆しています。
LTPOディスプレイは画面のリフレッシュレートを動的に調整することでバッテリーの持続時間を延ばすことができるというもの。Apple関連の確度の高いリーク情報を取り扱うアナリストのミンチー・クオ氏も、2021年初頭に「2021年に登場する最上位モデルのiPhoneが、120Hzのリフレッシュレートを実現したLTPOディスプレイを搭載する」と推測しています。
なお、この「常にオン」機能は、SamsungのGalaxy端末が2016年頃から搭載しはじめた「Always on Display」と同様の機能です。Always on Display機能を搭載したGalaxy端末では、端末がスリープ状態でもディスプレイ上に時計やカレンダーを表示することが可能です。ただし、Always on Displayは有機ELディスプレイの超省電力特性を活かすことで実現した機能と説明されていました。
その他のガーマン記者が入手した情報によると、Appleは2021年秋の遅くても9月から11月の間に新型MacBook Proを発表する可能性が高いそうです。