iPhoneやAndroidスマートフォンをWi-Fiルーターのように使い、パソコンやタブレットでインターネットを利用できるようになる「テザリング」機能。屋内外問わず利用できるので、活用しているという人もいるでしょう。
多くの場合、テザリング機能は契約している通信キャリア/料金プランによって月に使えるデータ通信料が変わります。では、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの4キャリアでテザリングを使った場合の料金・容量を確認していきましょう。
iPhone・Androidでテザリング機能を使う場合の料金・容量【ドコモ編】
まずはドコモユーザーが、iPhone・Androidでテザリング機能を使った場合にかかる料金や月に使える容量を確認していきましょう。
ドコモでは、テザリングを使うための特別な手続きは不要、申込なしで利用できます。また、月額使用料は無料となっています。
月々にテザリングで利用できるデータ通信量は、契約している料金プランの容量と合算されます。月に60GBまで使用できる「ギガホ プレミア」で契約している場合、スマートフォンのデータ通信量とテザリングでのデータ通信量を合わせて60GBまで使用できるようになっています。
月々20GB/2970円のahamoでも同様に、毎月の利用可能データ量の範囲内でテザリング機能が利用できるので、スマートフォンでのデータ通信と合わせて20GBまでとなります。
そのため、ドコモで契約していてテザリング機能を多く使用したいという人は、データ通信が無制限の「5Gギガホ プレミア」に加入するのがおすすめです。
iPhone・Androidでテザリング機能を使う場合の料金・容量【au編】
auでも、提供されているほとんどの料金プランにて無料でテザリング機能が使用できます。ただし現在提供中の「タブレットプラン20」や、新規受付を終了した「auフラットプラン20N」といった一部の料金プランでは、550円/月がかかるので、契約中のプランを確認しておきましょう。
また、無料・有料を問わずテザリング機能の使用には申し込みが必要となっています。
月に使用できる容量は契約プランによって変わります。基本的には契約している料金プランのデータ通信量と合算するので、「ピタットプラン5G/4G」で契約した場合には、スマートフォンのデータ通信量と合わせて7GBまでとなります。
ただし、データ通信使い放題の「使い放題MAX 4G/5G」「データMAX 4G LTE/5G」「auデータMAXプランPro」では、テザリング・データシェア・世界データ定額を合わせて月に30GBまでの利用となっています。
また、データ通信使い放題に様々なサブスクリプションサービスがセットになった「使い放題MAX 5G ALL STAR パック」などの料金プランの場合、月に使用できるテザリングの通信容量も変わり、最大で80GB/月となっています。
auの20GBプランである「povo」で契約している場合は、特別な申込は不要・追加料金なしでテザリング機能が利用可能となっています。
UQ mobileでも、一部の機種を除き申込手続きや追加料金なしでテザリング機能が使用可能。契約している料金プランのデータ通信量内で利用できます。
ソフトバンクでのテザリング機能は、現行の「データプランメリハリ無制限」や「データプランミニフィット+」などの料金プランであれば無料で使用可能。一部の料金プランでは月額550円が必要となります。
ソフトバンクでも、テザリングの通信量は基本的にスマートフォンでのデータ通信量と合算されますが、無制限プランの「メリハリ無制限」の場合にはテザリング・データシェアの合計で月々30GBまでとなっています。ソフトバンクの20GBプラン「LINEMO」で契約している場合は、テザリングを使用するための申し込みや料金は必要ありません。月の使用量はスマートフォンでの通信量と合わせて20GBまでとなります。