LenovoはMWC2021にて、ThinkPad X1シリーズの16型ハイエンド・モバイルノートPCである「ThinkPad X1 Extreme Gen 4」を、世界向けに発表した。8コアのTiger Lake-HにRTX 3080を搭載しながら、ベイパーチャンバーによる冷却システムを搭載して、厚みは17.7ミリ、重量は1.82キロを実現しており,スリムゲーミングノートを凌駕す最強ぶりである。
ヨーロッパ・EMEA地域では8月発売で価格は約2100ユーロの予定だ。
ベイパーチャンバーとヒートパイプを組み合わせたハイブリッド・クーリング・システムで冷却は万全なのだ
CPUは第11世代のコアi9 HシリーズでvPro対応製品を搭載する。GPUはGeForceのRTX 3050Tiから、3060、3070、3080までが搭載可能と、最上位のゲーミングノートクラスのCPUとGPUを積むのが最大の特徴だ。
メモリは最高64GB(DDR4 3200MHz)で、M.2のPCIe Gen4スロットを2つ持ち、最高で2TB×2の構成が可能となっている。
ディスプレーは16インチで16対10比率の4辺狭額縁で、最高4K解像度で明るさは600nit、ドルビー・ビジョンHDR対応で低ブルーライト技術を採用している。タッチペンの利用も可能だ。サウンドはDolby Atmos Speaker SystemでカメラはFHDにIRも選択でき、物理シャッターを搭載する。
インターフェースは、USBタイプA 3.1×2、Thunderbolt 4 (DisplayPort 1.4)×2、SDカードスロット、オーディオジャック、HDMI 2.1とフル装備である。電源端子はおなじみの四角形だ。
無線機能はWi-Fi6Eに、Bluetooth5.2、オプションで5Gモデムも搭載可能でナノSIMスロットが加わる。
バッテリーは90Wh内蔵し、最高10.7時間稼働する。サイズは359.5×253.8×17.7ミリとスリムで、重量は1.82キロ。
Lenovoは同時にRyzen採用の「ThinkPad L13 Gen 2」、「L13 Yoga Gen 2」や、モバイルモニターの「ThinkVision M15 Mobile Monitor」、デスクトップモニターの「ThinkVision T24m-20」、WEBカメラ「ThinkVision MC50 Monitor Webcam」も発表した。いづれも、日本での発売は未定である。