Appleは「iOS」や「macOS」が搭載するレンダリングエンジン群「WebKit」の脆弱性を修正した。同社はユーザーや管理者に対象となるOSを更新するよう呼び掛けている。
Appleは2021年5月3日(現地時間)、同社製端末向けOSの修正版として、「iOS 14.5.1」「iOS 12.5.3」「iPadOS 14.5.1」「macOS Big Sur 11.3.1」「watchOS 7.4.1」を公開した。いずれもWebサイトを表示させるためのレンダリングエンジン群「WebKit」の脆弱(ぜいじゃく)性の修正を含んでいる。
各OSのアップデートでAppleは「CVE-2021-30665」「CVE-2021-30663」の2つの脆弱性を修正した。同社はWebブラウザ「Safari」や同社製OSにWebKitを使用している。既にハッカーが2つの脆弱性を攻撃に悪用した可能性がある。