目に見えない微細なゴミをレーザーで可視化！吸引力が50%アップしたダイソンのコードレスクリーナー「V12 Detect Slim」

見えない微細なゴミも可視化して掃除の結果を数値で証明

ダイソンの最新コードレスクリーナー「Dyson V12 Detect Slim」シリーズ（オープン価格）は、ダイソン初となる、グリーンレーザーを採用したLaser Slim Fluffyクリーナーヘッドを搭載し、正確な照射角度で調整されたレーザーが、目視できないフローリングの小さなホコリを可視化して、50％アップした吸引力でしっかりと掃除する。

〇レーザー技術で微細なホコリを可視化する「Laser Slim Fluffyクリーナーヘッド」

他社メーカーではLEDライトを使っている製品もあるが、懐中電灯で実験すると、天井ライトのように床面を含めてすべてを照らしてしまうため、床の表面にある微細なホコリがなかなか見えにくい。

ダイソンでは、自宅の空気中に浮遊する微細な粒子が日光を浴びて輝くことに注目し、レーザー技術を掃除機に応用する着想を得た。このアイデアを基に、室内の目視しにくい微細なホコリに応用する研究を進めた。

試作品や検証を重ね、ホコリと床の最適なコントラストを生み出すグリーンレーザーダイオードを採用。開発過程で照射角度の細かい検証を行った結果最適とされた、床から7.3mmに設置し、1.5度の角度でクリーナーヘッドに取り付けた。

Laser Slim Fluffyクリーナーヘッドで細いレーザー光線が照射されると、微小なホコリの粒子周辺に光のコントラストを生み出し、粒子のある場所は照射されたレーザーでホコリがくっきりと浮かび上がる。

〇「ピエゾセンサー」で吸ったゴミの量、サイズまで可視化して掃除の結果を表示

ゴミの可視化だけではなく、それらをしっかりと除去したという結果を液晶ディスプレイに数値で表示する新機能も開発。粒子の音響振動を電気信号に変換する「ピエゾセンサー」を用いることで、1秒間に1万5000回も粒子の量とサイズを計測し、リアルタイムで掃除機後部の液晶ディスプレイに表示する。

吸引モードを「オートモード」に設定すると、クリーナーがホコリの量の増減を察知し、量に合わせて適宜に吸引力、運転時間を調整することで、バッテリー時間を延ばして効率よく掃除ができる。下記画像のように、ゴミが少ない場所からゴミが多い場所へ移動すると表示カンターが変化し、モーターの出力が上がっているのがわかる。

液晶ディスプレイでは、吸引モードや残りの運転時間も確認することができ、最適なパフォーマンスを維持するためのフィルター掃除の時期やメンテナンスに関する情報も表示される。

〇ヘッドに絡まる髪の毛を軽減する「毛絡み防止スクリューツール」

掃除機のメンテナンスに対する不満のひとつが、クリーナーに髪の毛が絡まるということ。この問題を解決すべく、アルキメデススクリュー原理に着想を得た、円錐形の「毛絡み防止スクリューツール」を開発した。

最適な径を用いることで、吸引された毛髪やペットの毛は、ブラシバーの直径が長い方から短い方へらせん状に回転しながら移動。絡むことなくクリアビンへ吸い上げられる。

【AJの読み】新製品V12はUXを高める機能が満載

新製品のV12は、肉眼では確認できない微細なごみも可視化して、50％アップした吸引力でしっかりと掃除するのが大きな特長。掃除機をかけ終わって目視ではきれいに見えるところでも、実は小さなゴミがかなり残っているということが、Laser Slim Fluffyでレーザー照射するとよくわかる。特にホコリが溜まりやすい壁際は、壁に沿って掃除をするだけでしっかりとホコリを取り除く。

さらに、オートモードでは自動で吸引力を調整するので、運転モードを切り替える手間も省ける。液晶ディスプレイで吸ったゴミの量、サイズまで可視化して掃除の結果を表示する機能も、“掃除の達成感”が数値で示されるのでわかりやすい。

「毛絡み防止スクリューツール」は、髪の毛がブラシに絡みにくいのでお手入れの手間も軽減。絡み防止だけでなく、ブラシはゴミをしっかりかき出す形状のため、付属ツールを付け替えてハンディクリーナーとして寝具やソファー、車内やカーペット掃除にも活躍しそうだ。

近視＋老眼で掃除のときも床が見えにくい自分には、レーザー照射で可視化して微細なゴミも一網打尽！というLaser Slim Fluffyはかなり気になる機能。髪の毛が絡んでイライラするストレスもスクリューツールで軽減できそうで、V12は小技の効いた、ユーザーエクスペリエンスを高める機能が満載されている。