Twitter(ツイッター)は、アカウント確認システムを一般に再ローンチするというニュースと同時に、Twitterのプロフィールに近日中にもたらされる一連の変更点をプレビュー公開した。新しいTwitterのユーザープロフィールには、名前、プロフィール画像、バナー、自己紹介などの機能に加えて、既存の「ツイート」「ツイートと返信」「メディア」「いいね!」のタブの左側に「About(情報、日本語UIでどう表示されるかはまだ不明)」タブが表示される。この拡張によりTwitterユーザーは、代名詞、場所、趣味など、自分自身についてより多くのことを共有できるようになる。
Twitterのアイデンティティ&プロフィールチームのリードデザイナーであるAndrea Conway(アンドレア・コンウェイ)氏は、次のように述べた。「(Twitterの)プロフィールは2014年以来、意義深い更新がされていませんでした。それからTwitterと世界の両方がどれだけ変化したかを考えると、ちょっとした驚きです。今日、当社は人々に自分自身を表現する方法をあまりたくさん提供しておらず、その結果、そのアカウントの質を理解したり、人々がTwitter上で誰を、そして何を信頼すべきかを判断するのに役立つシグナルの数が制限されています。さらに、デザインの観点からも、プロフィールのスペースが著しく不足しており、これを変えたいと思っています」。
Twitterはプロフィールを刷新することで、ユーザーが自分を表現する方法を広げるだけでなく、将来的には、プロフィールを同プラットフォーム上の他のエンゲージメント分野への新たなエントリポイントとすることを想定している。それは、トピックやスペースかもしれないし、それ以外の分野かもしれない。Twitterはこの点について詳しく説明していないが、、例えばクリエイター向けの新しい「Super Follow(スーパーフォロー)」ボタンを展開する際に(Instagramで使われる)「Link In Bio(リンクインバイオ)」のようなサイトビルダーに頼るのではなく、そのようなユーザーが自分についての情報を共有する手段が増えることは理に適っているかもしれない。
また、Twitterは、プロフィールを利用してユーザーエンゲージメントを高めることができると考えている。
「当社では、アカウントが誰であるか、そして彼らがプロアクティブに共有してきた情報だけでなく、(人物として)何に興味を持っているか知ることも重要だと考えています。なぜなら、あなたがそのアカウントに関心があるなら、彼らが何に興味を持っているのか知りたいだろうと思うからです。このスペースは、それを容易にする可能性を持っています」とコンウェイ氏は付け加えた。
新しい「About」タブでユーザーが自分の(ノンバイナリーを含む)代名詞を共有できるようになる他、デザインを一新したプロフィールには、他のフィールド、セクション、コンポーネントが追加されるという。
また、もう1つ注目すべき新機能として、自分のTwitterアカウントが確認済みかどうかを表示できるようになる。これは、あなたがメールや電話でTwitterアカウントを確認したことを意味する。これは信頼性を高めるためのシグナルになるか、または少なくとも、激しい議論になった時によく使われるTwitterの侮辱語「ボット」と呼ばれてトロールされるのを防ぐのに役立つ。これは、一定の正当性を示すことから人々が欲しがるブルーの「認証済み」バッジに該当しなくても、自分のアカウントを「認証」する1つの方法だ。
Twitterによると、現在のプロフィールにある、場所・生年月日・利用開始日・翻訳者バッジなど他のフィールドは、この新しい「About」タブに移動する可能性があるという。今後、Twitterはこのタブによって、人々がどのような情報をどのように共有するかについて、より柔軟に対応できるようになると考えている。
Twitterは新しいプロフィールが公開される時期を明らかにしなかったが「間もなく」と述べている。