韓国サムスンによるAMD製GPUを搭載した次期Exynosプロセッサが、5nmプロセスで製造され今年後半にラップトップ向けに投入されると、韓国ニュースサイトのKorea Economic Dailyが伝えています。
業界関係者から得たとして報じられた内容で、次期Exynosは最新の5nmプロセスを採用することで、高い計算能力と優れたバッテリー駆動時間を提供するとしています。また、これはラップトップだけでなくスマートフォンにもメリットをもたらすと伝えているのです。
サムスンとAMDはすでにプロセッサ開発に関する提携を発表しており、すでにAMD製GPUを組み込んだフラッグシップExynosチップの投入が予定されています。また、サムスンが現在開発中の次期Exynosは消費電力に問題があるものの、米アップルの「A14 Bionic」を大きく上回るパフォーマンスを達成したとの情報もあります。
今回伝えられた5nmというプロセッサのプロセスルールは、先述のA14 Bionicやクアルコムの「Snapdragon 888」と同じ、最新のもの。そしてすでに5月も半ばを過ぎた現時点では、次期Exynosの投入が今年後半となるのは必至でしょう。
もしサムスンが次期ExynosをWindowsラップトップ向けに投入すれば、同社としては初めての試みとなります。一方でスマートフォン業界でライバルとなる米アップルが「M1チップ」をラップトップやデスクトップに搭載し高い評価を得ている中、サムスンとしてもPC分野で遅れをとるわけにはいかないという判断があったのかもしれません。