Twitterは、最新のiOSアプリ「バージョン8.65」で、iOS14.5から導入された「アプリのトラッキングの透明性」(ATT)を追加しました。
広告の関連性を保つためのトラッキング
Twitter iOSアプリ「バージョン8.65」では、“広告の関連性を保つ”ために他社アプリやWebサイトをまたいだトラッキングを許可するかどうかのプロンプトが表示されるようになっています。“継続する”をタップすると、AppleのATTの設定画面へと移動します。
AppleはiOS14.5を現地時間4月26日にリリースしました。新たに導入されたAppleの“ATT”とは、アプリがユーザーのIDFA(Identifier for Advertisers)タグにアクセスしても良いかどうかの許可を求めることを義務化するもので、最初にアプリを開いたときプロンプトが表示されるようになっています。
多くのユーザーがATTを支持
あるアンケート調査によれば、Appleの新たなプライバシー機能“ATT”に同意すると答えたユーザーは73%に上っており、Appleのブランド・ロイヤルティーの向上にも一役買っている、と報じられたばかりです。
米国では、ATTプロンプトで“許可する”を選択するユーザーは全体のわずか4%ほどにとどまっていると5月初旬に伝えられました。
ATTプロンプトに記載する文章はアプリ開発者次第とされていますが、Facebookのように“サービスを無料で提供するため”という、不可解な理由でトラッキングの許可を求めるようなアプリも存在しているようです。