5G通信対応スマートフォンは世界中で人気を集め、2021年第1四半期(1月~3月)の出荷台数は前年同期比で458%の成長であったとのことです。メーカー別ではiPhone12シリーズが好調のAppleがシェアトップでした。
前年同期比458%増の1億3,400万台を出荷した2021年第1四半期の5Gスマホ
調査会社のStrategy Analyticsによると、2021年第1四半期の5G通信対応スマートフォン出荷台数は前年同期比458%増の1億3,400万台でした。
これは、中国での5G技術の急速な普及が5Gスマートフォンの需要を後押ししているためとのことです。
また、iPhone12シリーズの人気や、比較的安価な5G通信対応Androidの登場もこの大幅な成長に寄与しています。
メーカー別ではAppleがシェア首位
メーカー別にみると、Appleが30.2%のシェアでトップになりました。
Appleは2020年第4四半期(10月~12月)に5,200万台を出荷したのに続き、2021年第1四半期には4,040万台の5G通信対応スマートフォンを出荷したと推定されています。
また、Oppo、Vivo、Xiaomiといった中国メーカーも大きくシェアを伸ばしています。
一方、前年同期に首位であったSamsungは、出荷台数を830万台から1,700万台に増やしたものの、市場シェアは35%から13%に低下しました。
中国における5G通信対応スマートフォンの数量の急増と、Appleの好調さが、Samsungに悪影響を与えたとされています。