Googleは常にChrome OSの改善に取り組んでいます。
先日、同社は使用感を向上させる多数の更新をThe Keywordで発表しました。ChromebookのOSを使用して得られるユーザー体験をグッと快適にしようとしているようです。
Chrome OSの更新で追加された新機能
1. ランチャーの改善
Googleはまず、ランチャーを改善しました。
ランチャーは、これまでドライブ、アプリ、ローカルファイル、Googleなどを検索するために使用されていましたが、ユーザーがランチャーから直接自分の地域の天気を調べたり数学の問題を解けるようになりました。
「すべて」のボタンを押して「天気」と入力したり数学の問題を入力するだけで、わざわざブラウザを立ち上げなくても結果を得ることができます。
2. 診断ツールの追加
PCは常に完璧に機能して欲しいものですが、問題が生じることもあります。Chromebookも例外ではありません。
そのため、Googleはオペレーティングシステムに診断ツールを追加しています。これにより、トラブルシューティングを簡易にし、仕事を再開できるでしょう。
ユーザーが使用できるとされる診断の種類の一例としては、バッテリー放電テストがあります。
適切なテストを実行してハードウェアの問題があるかどうかを確認するだけでなく、関連するサポートの記事も表示されるので、ユーザーは問題の修正を試みることができます。
テスト結果はカスタマーサポートと共有することもできるので、より有益なサポートを得られるでしょう。
診断アプリを使用してCPUやメモリなどをテストすることもできるので、Chrome OSのPCを常に最高の状態で動作させることができます。
3. Live Caption(自動字幕起こし機能)の追加
最近、GoogleはChromeブラウザに「Live Caption」をローンチさせました。これは、音声付きのメディアにリアルタイムで字幕を自動的につける機能です。
現在、この機能はChrome OSにも広がっています。Googleによると、この機能は「今後数週間でほとんどのChrome OS端末」に搭載される予定ですが、具体的にどの端末かは示されていません。
4. 文書スキャン機能の追加
最後に、GoogleはChrome OSに便利な文書スキャン機能をいくつか追加しています。ただし、この機能を使うには、スキャナー付きのプリンターが必要です。
スキャナー付きのプリンターがあるなら、Chrome OSでスキャンアプリを開き、プリンター、ファイルタイプ、解像度を選択するとスキャンを開始できます。スキャンは、Wi-FiかUSB接続を介して機能します。
Chrome OSは今後も着々と改善される
Chrome OSはWindowsやMacOSほどの人気はありませんが、間違いなく勢いを増しています。
Googleが今後もChrome OSを改善し続ければ、さらに人気が出るのは時間の問題です。Chrome OSが他の既存のOSと同じくらい人気になるかどうかは時が経てばわかりますが、今はその途上にあるようです。