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Apple Watchでも測定できるようになった「ECG」とはどんな意味?

アップルウォッチの心電図アプリは、「管理医療機器(家庭用心電計プログラム)」として厚生労働省の承認を受けたことで、2021年日本国内でも使用できるようになった。

心電図が測れるアップルウォッチ

Apple Watch Series 4/Series5/Series6で使える心電図アプリでは、電気心拍センサーを使って心臓の鼓動と心拍リズムを記録し、不整脈の一種である「心房細動」が起きていないかを調べることができる。

心房細動は、不規則な脈により胸の痛みや胸の不快感といった自覚症状がある場合と、まったく無症状の場合があるため、心電図アプリを使うことで心房細動の早期発見に繋がる。

心電図アプリの使い方

アップルウォッチで心電図アプリの機能を使うには、iOS14.4とWatchOS7.3のアップデートが必要。装着時のポイントは、アップルウォッチを手首にぴったりとフィットさせること。リラックスをした状態でアップルウォッチを装着していない方の手の指をDigital Crownの上に載せ、なるべく安静な状態をキープしよう。30秒ほどで心電図の記録ができる。記録内容はiPhoneのヘルスケアアプリに保存され、PDF形式でプリントしたり医師と共有したりすることが可能だ。

気軽に測れるが医療的な判断はできない

アップルウォッチで心電図を測定できるメリットは、日常的に心拍をチェックできること。日常的な体の状態を把握しておくことで、日々の健康管理に役立てられる。また、めまいやふらつき、胸の痛みなどの異常を感じた時、不整脈などの兆候を早期発見できる可能性もある。

スマートウォッチでの心電図計測は、便利な部分も多いものの医療的な判断ができるものではない。あくまで補助的なものと捉え、スマートウォッチでの計測結果に異状がなかったとしても、何からの自覚症状がある場合は、速やかに医師の診察を受けよう。



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