新しいアナリストレポートによると、Appleは秋に発売が予想されているiPhone13の販売が好調に推移すると見込んでいるようです。また、「Spring Loaded」で発表が見込まれるiPad Proについては既存モデルよりも少し値上げされると予測しています。
iPhone12よりも製造数が多いiPhone13
Wedbush証券のアナリストであるダニエル・アイブス氏によると、iPhone13のアジアのサプライチェーンにおける初期の製造状況は、iPhone12が8,000万台であったのに対し、iPhone13は現在約1億台となっており、前年比で25%増加しているとのことです。
この数字は今後数カ月の間に変動するとみられますが、5Gの普及によってドライブされる製品サイクルが2022年まで続き、新型コロナウイルスのワクチン接種後の消費者の購買再開の意欲からも恩恵を受けるだろうという、Appleの自信の表れとアイブス氏は考えているそうです。
また、iPhone12は新型コロナウイルスの影響で発売が例年よりも遅れたのに対し、今年は発売時期を先取りできることもiPhone13の売り上げが伸びると見込まれる理由の1つとしています。
ただし、世界的なチップ不足によるリスクも存在しており、AppleはTSMCと協力してiPhone13に搭載が見込まれるシステム・オン・チップ(SoC)であるA15 Bionicの量産を予定よりも早く開始するといわれています。
iPad Proは少し値上げされる?
アイブス氏は現地時間4月20日午前10時(日本時間では4月21日午前2時)から始まるAppleのイベントである「Spring Loaded」で発表が見込まれるiPad Proについて、既存モデルに対して少し値上げされるだろうと予想しています。
また、1機種だけでなく、3機種の新しいタブレットを発表すると予想しているとのことです。