Dockerは現地時間4月15日、Appleシリコン(M1チップ)に正式対応した「Docker Desktop for Mac」をリリースしました。これにより、開発者はM1 Macbook Pro、MacBook Air、Mac miniでDockerソフトウェアを使用できるようになりました。
Appleシリコン(M1チップ)に対応
Dockerは、コンテナ型の仮想化環境を提供するオープンソースソフトウェアです。
既にM1チップに対応した「Docker Desktop for Mac」が、テクニカルプレビュー版として提供されていましたが、Dockerによるとテスターからは、より速く静かになったとの評価を得たということです。
Appleシリコンに対応したDockerは、M1 Macでも「同じように簡単に」起動し実行できるので、開発者は開発環境と本番環境の間で一貫性のあるコーディングとテストを迅速に行うことができます。開発者は、M1 Mac上のDocker DesktopからAWS Graviton 2のようなArmベースのクラウドサーバーまで、Armアーキテクチャ上で、エンド・ツー・エンドで構築、実行することができます。
DockerキャプテンであるAjeet Singh Raina氏は、この新しいソフトウェアによって「これまでMacでできていたこと全てを、より速くより静かに実行できるようになる」と述べています。
Docker Desktop for Mac[Apple Silicon]は、DockerのWebサイトよりダウンロードできます。