「みなさん、スマートフォンのバッテリーの減りが早くなったと思うことありませんか。実は『ながら充電』が原因かもしれません」と切り出した岩田絵里奈アナに対し、司会の加藤浩次が「やりますよ。充電さしながら動画見ます」と答える。スッキリではこの「ながら充電」の問題について詳しく取り上げた。
通常4年持つはずのバッテリーが1年に
ながら充電とは、スマートフォンに充電しながらゲームや動画視聴を行うこと。iPhoneユーザー1800人にアンケート調査を行った電気通信大学の研究によると、約8割がながら充電を行っているが、これで起きるのがバッテリー劣化の加速。通常は4年持つはずのバッテリーが1年しかもたなくなるという。
バッテリーは発熱によって劣化が進むが、ながら充電することでスマホは一気に熱が上がる。番組では充電実験を行ったが、未充電状態で19.9度のスマホが通常充電では21.1度、ながら充電では29.2度まで上昇した。
他にも「100%なのに充電を続ける」「容量が0%になってから充電する」「放熱を妨げる分厚いケースを使用する」などもバッテリー寿命を縮めるNG行為だ。バッテリーを長持ちさせるには20%から80%の状態を保つのが理想的だという。
しかし街頭インタビューでは「家ではなるべく充電器付けっぱなし」「YouTubeみながら充電してます」「帰りの電車は充電器挿しながら使わないと何もできない」などの声が。
加藤浩次「NG項目全部やってますよ」
司会の加藤浩次「NG項目全部やってますよ」
高橋真麻(フリーアナウンサー)「ながら充電しょっちゅうですよ。私はスマホの電池がなくなってくると人としての自信もなくなってくる。スマホ調べながらじゃないとなにもできない」
前田裕二(実業家)「スマホは何か制限されない限り触り続けるじゃないですか。ながら充電は悪いと意識していれば、充電している間スマホから離れられる」
ロバート・キャンベル(日本文化研究家)「貧乏性なので(充電は)繋げられるときに繋げる。新品のときにくらべて51%の容量になっている」
加藤浩次「キャンベルさん、だめでしょう」
高橋真麻「腹8分目がなんでもいいということですね」
最近は「最適化されたバッテリー充電」(iPhone)、「いたわり充電」(Xperia)といったバッテリー劣化防止機能搭載の機種も登場している。ユーザーの行動を学習することで、就寝中は満充電の手前でいったん充電をストップし、起床前に一気に満充電に持っていくといった機能だ。