最近の音声市場の盛り上がりとともに、急成長している株式会社Voicyのボイスメディア「Voicy」。審査通過率1%前後という狭き門を突破した「Voicy」のパーソナリティにより、日々さまざまな音声コンテンツが配信されている。
そんななかVoicyは、企業によるインターネット配信に特化した音声コンテンツをトータルプロデュースする組織「Voice Contents Studio」を設立。音声のもつポテンシャルと次世代のテクノロジーを掛けあわせ、音声の世界をアップデートしていく構えだ。
制作から配信、分析まで
「Voice Contents Studio」は、音声コンテンツの企画・制作、配信・拡散、分析・改善を一手に担う。
企画・制作においては、同社の経験と音声専門のパートナー会社とのリレーションを活かして、従来型のPR・マーケティングとは異なる、企業の想いを込めた最適な音声コンテンツを創り上げる。
配信・拡散では、音声メディアはもちろん、Podcastやスマートスピーカー、テキストメディアなどへの横断的な配信が可能。例えば、SpotifyやYouTube、Google Assistant、amazon alexa、LINE Clovaなど。そして分析・改善では、配信した音声コンテンツの聴取データをもとに音声コンテンツを継続的に改善していく。
250万MAU突破!
「Voicy」では、現在500名以上のパーソナリティが活躍中。ビジネスのプロや芸能人などによる「声のブログ」、4大マスメディアの記事を聴く「メディアチャンネル」、企業が発信する「社外報(オウンドメディア)」など幅広い音声コンテンツが集まった総合プラットフォームだ。
先日Techable(テッカブル)でも、「Voicy」の2020年末のサービス月間利用者数(MAU)が100万に到達し、2021年2月にはサービス全体の「月間聴取時間」が100万時間を突破したことを取り上げた。
そして3月時点では、100万MAUを達成した2020年末から3ヶ月でMAUが2.5倍へと急増。月あたり50%成長で推移し、250万を突破した。
「Voicy」の人気のチャンネルには、キングコング西野さんの「西野亮廣エンタメ研究所」や日本経済新聞社の「ながら日経」、堀江貴文氏の「ホリエモンチャンネル」などがある。なお、2021年2月時点で、月間聴取時間1,000時間以上のパーソナリティが100人を超えたとのことだ。
サービスの成長に伴い、パーソナリティへの応募数も2021年以降は月間1000件以上で推移しているという。音声配信への興味や期待が高まるなか、それをトータルでサポートする「Voice Contents Studio」の存在は心強いものとなりそうだ。