米Lifehackerで毎週連載しているTech 911のQ&Aコラムでは、私はたまに過激な質問を取り上げることがありますが、今週は少しトーンを明るくして、Androidの裏ワザをご紹介したいと思います。意外と多くの読者が疑問に思っていることかもしれません。
米Lifehacker読者のLorettaさんからの質問です。
Tech 911でいつも役立つティップスを教えていただきありがとうございます!
ところで、AndroidスマホでWebページを閲覧しているとき、前のページに「戻る」ボタンはあるのに、いったん戻ったページからまた先ほどのページに「進む」ボタンがないのはなぜでしょう。私は、「進む」ボタンがないせいで、毎回全部入力し直しています。
ああ、Chromeですね。Googleは、なぜかAndroidのUI内の非常にわかりやすい場所に専用の「戻る」ボタンを配置する方が、その対となる「進む」ボタンにピクセルを割り当てるよりも、スペースの使い方としては得策だと思っているようです(少なくともAndroidでは)。
正直なところ、これに関して私はGoogleを非難できません。私は一日中ウェブのさまざまなページを渡り歩いていますが、一般的に、「進む」より「戻る」方がはるかに多いから。
結局のところ、閲覧しているWebセッションのパンくずリストに戻ると、前に見ていたリンクをクリックあるいはタップするだけで、いつでもまた「進む」ことができますから、このやり方で前に表示されていたサイト(便宜上、サイトAとします)に戻ることができます。
ただし、「戻る」ボタン、スワイプ、またはショートカットを使用してWebページの最初まで戻ってから、再びサイトAを表示させるには、サイトAのリンクを探し回る必要があるので、確かにこれは手間がかかります。
いずれにしろ、そんな作業は明らかに面倒なので、解決策をいくつかご紹介します。
「進む」ボタンは存在している
まず第一に、AndroidのChromeアプリの「進む」ボタンは実は存在しています。ブラウザの右上にある3点アイコンをタップして、進む方向を指している矢印を探してください。これは見逃しようがありません。
ただし、私ならもっといい手を使います。
スワイプで「進む」設定をする
ブラウザのアドレスバーに「chrome://flags」と入力し、「history」という単語を検索します。検索結果の中から、「Overscroll history navigation」というオプションを探してください。
これを有効にしてからブラウザを再起動すると、Chromeのブラウザのウィンドウを左右にスワイプすることで、サイトを前後に移動できるようになります。
この方が、ボタン(または一連のボタン)をタップするよりも速いと思いますが、Chromeのブラウザの右下隅に「進む」の矢印を配置したい人が、シンプルに設定できる仕組みがあればいいのにと思います。