米グーグルが配布を開始した次期モバイル向けOSのベータ版「Android 12 Developer Preview 2(DP2)」にて、通知機能やPinP(ピクチャー・イン・ピクチャー)機能の改善、ウェアラブルデバイスとの新連携機能が伝えられています。
まずAndroid 12 DP2では、ロックスクリーンでの通知に対して常に認証を求めることが可能になります。これにより、たとえばメッセージアプリからの通知にたいして削除や既読などといった操作をする前に、ユーザー認証が必要になります。通知画面での他人によるいたずらを防ぐといった効果が期待できそうです。
またPinP機能では、動画をスワイプアップしてホームスクリーンにアクセスする際のモード移行がよりスムースになります。また非ビデオコンテンツのウィンドウのリサイズの改善や、PinPウィンドウの画面端への移動、ダブルタップによるウィンドウサイズの変更にも対応します。
そしてスマートウォッチやスマートバンドをスマートフォンに接近させた時に、特定のアプリを起動するためのAPIも実装されています。またアプリの外観でラウンドしたコーナーのサポートが改善されていたり、画面エフェクトとしてブラー(ボケ)やカラーフィルター、その他のエフェクトがより簡単に利用できるようになっています。
Android 12の正式版は今年後半にリリース予定となっており、また8月中には安定ベータ版となる「Platform Stability」のリリースを目指しています。それだけでなく、以前の開発者向けプレビューにて発見されていた刷新された画面デザインやPixel 5/4a 5GでのデュアルSIMによる5G通信への対応も期待されています。