Microsoftは米国時間2021年3月12日、Microsoft OneNote(以下、OneNote)、Microsoft Edge、Bing.comへ数式に関する機能を追加したことを公式ブログを通じて発表した。本アップデートはユネスコ(UNESCO: 国連教育科学文化機関)が定めた「国際数学の日」である3月14日に合わせて、2018年から続けている取り組みの1つ。
新しいOfficeモバイルアプリなどMicrosoft 365の2月の新機能
OneNoteの「Math Assistant(数学アシスタント)」は単純な数式から微分積分までの算式をステップバイステップで確認する機能。学生など数学を始めた若者を中心に計算方法を確認できる。また、計算能力を鍛えるクイズ機能も備えており、繰り返すことで問いが段階的に難しくなる機能も備える。
Microsoft Edgeの「Math Solver(数学ソルバー)」は、手書きや画像ファイルをMicrosoft Edgeに取り込み、計算を解く数式を選択するとOneNoteと同様にステップバイステップで計算を行う。また、動画チュートリアルなどのオプションも用意する。
Bing.comの「Math Solver」もキー入力や手書き、数式画像など多数の入力をサポートし、同様の計算機能を提供する機能。手書き入力時は認識した数式を即時表示し、誤った入力を修正する消しゴムやアンドゥ、クリアボタンを備える。現在30言語に対応し、Webサイト経由やiOS版およびAndroid版のアプリケーションも用意した。