Appleは一部の直営店でQRコードの読み取り、NFCタグへのタップでサブスクリプションサービスにアクセスする新しい方法を運用していますが、iOS14.5のベータ版の記述から、この方法がさらに広く使われるようになることがわかりました。
サブスクリプションサービスへの誘導
現在、一部のApple Storeで提供されているQRコードやNFCタグを使ったプロモーションはとちらも簡単なもので、Apple ArcadeやApple Musicでそのホームページを開くだけとなっています。それでも来店したユーザーは自身のiPhoneをNFCタグにタップさせるまたはQRコードを読み取るだけで、すばやく契約画面にたどり着けるようになっています。
このNFCタグ、QRコードのApple Storeでの利用がさらに拡大することがiOS14.5のベータ版の解析で判明しています。Appleは今後、タグやコードからのアクセス先をサブスクリプションのウェブサイトだけに限らず、Apple TV+のコンテンツへの誘導やApple Arcadeのゲームへの直接のアクセス、Apple Musicの曲紹介など、より幅広い利用を考えているようです(将来的にはApple Fitness+にも使われるでしょう)。
また現在、一部店舗に限られているNFCタグの設置は将来的に世界中のApple Storeに拡大していくと予想されています。なおNFCタグのタップでの読み取りはiPhone XR以降の機種に限られており、それ以前の機種やiPadではカメラアプリからQRコードを読み取ることで同様の挙動で通知が来る仕組みになっています。